それは、一週間頑張った自分へのご褒美に、ゆっくりお風呂に浸かろうと思っていた金曜の夜のことでした。湯船にお湯を張ろうと蛇口をひねったのですが、いつまでたってもお湯が出てきません。出てくるのは、心まで冷え切りそうな冷たい水だけ。リモコンを見てもエラー表示はなく、ただ無言で現在の水温を示しているだけでした。最初は「ガスが止まった?」と思いましたが、キッチンのコンロは問題なく火がつきます。その瞬間、私は悟りました。これは、給湯器の故障だと。築15年になる我が家、いつかは来ると覚悟していましたが、よりにもよって週末の夜に壊れるなんて。頭の中はパニックでした。とりあえずスマートフォンで近所の修理業者を検索しましたが、夜間対応してくれる業者は限られており、どこも割高な印象です。妻と相談し、その夜は銭湯へ行くことにして、翌朝改めて業者を探すことにしました。翌日、私は3社の業者に電話をして、状況を説明し見積もりを依頼しました。各社の対応は様々で、電話口で親身に相談に乗ってくれるところもあれば、事務的な対応のところもありました。結局、説明が一番丁寧で、料金体系も明確だった業者に来てもらうことに。駆けつけてくれた作業員の方に点検してもらうと、やはり給湯器本体の寿命とのこと。修理も可能だが、また別の箇所が壊れる可能性が高いと説明され、思い切って新しいものに交換することを決断しました。費用は痛い出費でしたが、最新の給湯器は省エネ性能も高く、今後のガス代を考えれば悪くない投資だと自分に言い聞かせました。この一件で私が学んだのは、トラブルは突然やってくるということ、そして信頼できる業者を見つけるためには焦らず比較検討することが何より重要だということです。そして何より、毎日当たり前のように暖かいお風呂に入れることのありがたさを、心の底から実感した数日間でした。